楽しいクルージングをする為の注意事項

安全のために

●ハイヒール厳禁,革底クツ禁止
女性は、かかとのあるクツは禁止です(ハイヒールは厳禁)。また、女性男性ともに、革底のクツは禁止です。船が揺れた際に、足をくじいたり、
すべって転倒したりして大変危険です。夏場は、船上では裸足で過ごすのも方法です。

●動きやすい服装で
クルージングでは、できるだけ動きやすい服装が適しています。タイトスカートなど、動作が制限される服装は万一の時などに
危険です。浴衣などは問題ありません。

●操船装置に触れない
舵やスロットルレバー、その他操船装置には絶対に触れたり寄りかかったりしないで下さい。
特に、子供のいたずらには注意して下さい。

●乗り降りは慎重に
船とバースの間は、風や波の状況により常に変化しています。船への乗り降りは慎重に行ってください。

●船は常に不安定です
たとえ凪であっても、他船の引き波等により突然大きく揺れる場合があります。
常に体を船に固定できるようにしてください。
子供には救命胴衣を着用させ、安全は保護者が責任を持って確保してください。

快適に過ごすために

●はおるものを用意する
"洋上は、さえぎるものがないために、常に風が吹いており、体感温度は、3~5度も下がります。
夏でも、夜は寒く感じられるときがあるので、はおるものを用意して下さい。
また、夏以外の季節では、防寒着の用意をしてください。洋上では、「晴れでも雨支度、夏でも冬支度」が鉄則です。

●トイレにトイレットペーパー以外のものを流さない
船のトイレは、流した後に特殊な処理を行う装置があり、陸上のトイレよりもかなり繊細なものです。故障の原因となりますので、
トイレットペーパー以外のものを絶対に流さないで下さい。

船酔いについて


●酔い止めについて
東京湾内のクルージングは、海象を考慮した出航計画を立てることで、たいていの方は酔い止めの服用は必要ありません。
それでも不安な方は、必ず乗船前に酔い止めを服用するようにして下さい。
船内でも準備してます。
酔い止めを服用すると、酒に酔いやすくなりますので、注意して下さい。

●妊娠している方は
妊娠している方は、船酔いしやすい傾向にありますので注意して下さい。
酔い止めを服用する場合には、妊娠中でも服用可能なものを服用して下さい。
エチケット袋などの用意もあるとよいでしょう。

●航行中は
航行中は、キャビンなどの室内では酔いやすくなります。
船酔いしやすい方は、航行中はできるだけフライブリッジ(船の2F部分)で過ごすようにして、キャビンなどへの
出入りはしないようにしてください。
特に、航行中のトイレの使用は、船に慣れている人でも船酔いすることがありますので、航行中の利用は避けて下さい。

食べ物、飲み物の調達について

●赤ワインは原則禁止
船が揺れた際などに、グラスが倒れて衣服を汚す可能性がありますので、赤ワインは原則禁止です。
シャンパン、白ワイン、缶ビール、缶チューハイなどが適しています。

●汁物はあまり適しません
赤ワイン同様、船が揺れたり、風で器が飛ばされた際などに、衣類を汚す可能性がありますので、汁物はあまり適しません。
汁物以外にも、スープが多く含まれる冷やし中華などの麺類、水気を多く含んだドレッシングたっぷりのサラダ、つけ汁につけて
食べる料理なども避けるようにしてください。
ぎょうざやのり巻きなどは、先に醤油をかけてしまうのが良いでしょう。

●生ものの扱いについて
特に夏場のクルージングでは、食べ物の安全を図るために、生ものや、いたみやすい食べ物は、
すぐに冷蔵庫に入れるなど、管理には注意してください。